■家庭用蒸留器・プロ用蒸留・産業用蒸留器はこちらで販売致しております⇒ＥＮＴＥＲ
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精油を蒸留している場合-気をつけなければいけないのは精油がポットや
冷却槽のパイプに付着し、次第に粘着性の皮膜を形成してしまうことです。
重要なことは熱めのお湯を通して蒸留器の各部を清掃することです。特に
冷却槽のコイルは油が付きますのでコイルを詰まらせないように注意して
熱めのお湯で清掃する必要があります。
精油を抽出する蒸留器でアルコールなどのスピリッツを蒸留してはいけませ
ん。精油は長い間には、いくらきれいに清掃しても自然にポットや冷却槽のコ
イルに浸み込み、蒸留した際にアルコールの中に溶け出し、飲料に適さないア
ルコールとなることがありますのでご注意下さい。
2ヶ月に一度位使用するのであればライ麦と水を混ぜた洗浄は必要ないでしょう。水だけを使用してその都度一度だけ
蒸留すれば充分です。
定期的に使用していると段々、銅が酸化して蒸留器の外側が暗い赤銅色に変わって行きます。もし、外側をきれいにし
たいのであれ毒性のない磨き粉が必要です。もちろん、研磨剤の入った磨き粉は使わないで下さい。昔から行われて
いるどちらかの伝統的な方法で行うと良いでしょう。レモンと塩を混ぜたものを布に染み込ませて磨くか、木を燃やし
てできた灰を湿らせた布に付けて磨きます。この灰を使った磨き方は蒸留器の外側ばかりか内側を磨くときにも行い
ます。
もし、年に一回しか蒸留器を使用しないなら翌年のために丹念に
蒸留器を清掃する必要があります。これはちょうど我々が住んで
いるイベリア半島で収穫のシーズンが終了すると皆、丁寧に蒸留
器を洗っています。
清掃の過程ではポットからコイルの壁にこびり付いている硫酸や有害な物質を取り除くこと
ができます。さらにライ麦と水を混ぜたものでクリーニングのための蒸留を行います。至って
簡単ですが、ポットの容量の４０％の水を入れ、５％のライ麦を混ぜるだけです。但し、この際
には必ずスワンネック及び冷却槽のコイルの異物が詰まっていないことを水を通して確認し
ます。また、ポットに蓋をしたら、ポットと蓋の間、および他の接合部にもライ麦で作った粘土と
塗り付けてください。こうすることにより水蒸気は全てスワンネック及び冷却槽のコイルを通
り、より清掃が完璧となります。
最初に銅製アランビックを使用する際には製造過程で残されているかもしれない
不純物や汚れを取り除くために先ず水を蒸留します。 それ以降は他のハードウ
エアーや機械器具と同様に何年も長持ちするようにクリーンアップをする必要が
あります。
銅製蒸留器の清掃とメインテナンス
□生産
＊なぜ銅を使用するのか？
＊清掃とメインテナンス
＊アランビックの仕様
＊1982年製蒸留器
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