アルコール度補正表
液体の温度およびそのアルコールの濃度(%)により下記数値で補正します。
 液体の℃   8.0−10.0%V/V   10.1−14.5  14.6−17.9  18.0−21.5  21.6−25
 18.0    +0.30    +0.40    +0.50    +0.60   +0.70
 18.5    +0.25    +0.30    +0.40    +0.45   +0.50
 19.0    +0.20    +0.20    +0.30    +0.30   +0.35
 19.5    +0.10    +0.10    +0.10    +0.15   +0.20
 20.0     0.00     0.00     0.00     0.00    0.00
 20.5    -0.10    -0.10    -0.10    -0.15   -0.20
 21.0    -0.20    -0.20    -0.20    -0.30   -0.40
 21.5    -0.30    -0.30    -0.40    -0.50   -0.50
 22.0    -0.40    -0.40    -0.50    -0.60   -0.70

アルコールメーターとその使用法

蒸留したアルコールの濃度を測定するにはアルコールハイドロメーターあるいはアルコールメーターと呼ばれる器具を使用します。
この器具には目盛りが付いており、20℃における比重(%V/V)を測定することによりアルコール濃度に換算します。
現在はカルティエ法(赤い表示)ではなくはゲイ・リュサック法(白い表示)で測定します。1%は1度を表しています。

%V/V---総量のうち何パーセントがアルコールかという表示。例えはワインで12.5%V/Vあるいは12.5%
      Alc.エタノールとは87.5mlの水分と12.5mlがエタノールが100ml中のワインに入っていることを
      示している。

比重の換算式:
           比重=ro, 重さ=m,  量=V  ro=m/v

アルコールは水よりも比重が低いのでアルコール濃度が高ければ高いほどその飲料の比重は低くなります。また、飲料の温度が
20℃ではない場合正確なアルコール濃度の測定はできませんので温度によるアルコール度補正表を参考にします。


アルコールメーターによるアルコール濃度の測定は最も安上がりで誤りの少ない
方法です。アルコールメーターで測定した場合は必ずその測定値を記録しておき
ます。測定値は左図のAを読みます。


  
測定法

アルコールメーターを使用して蒸留した液体を測定するには次のような方法があります。

1.冷却槽の蒸留水の取り出し口に「銅製パロットスパウト」を取り付ける方法でこのスパウトはアルコールメーターを保持することが
  できるので比較的簡単に測定値を読み取ることができます。

2.きれいに洗浄して乾かしたテスト容器を用います。容器はアルコールメーターが入るのに充分な深さがあり、細いものが用いられます。
  まず、蒸留液を容器の縁まで5cmくらい余すぐらい入れます。サランラップなどで蓋をして、手のひらで容器を塞ぎ、10回位よく振ります。
  すぐにアルコールメーターを静かに 浮かせます。アルコールメーターに泡などが付いていては正しく測定できません。液体の表面と同
  じ位置ある目盛りを読みます。また、液体の温度を測定し記録します。さらに室温も記録しておくべきです


 
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