ここではあくまで初歩的な情報的提供が目的です。いかなる治療を試みる前に、必ず医師、及びそれに
準じる有資格者の診察を受け、その指示に従うよう強くお勧めいたします。
吸引： 吸引は特に風邪の喉の痛み、鼻炎、咳などの諸症状に効果的です。また、神経の緊張や頭痛にも効果が
あります。ユーカリオイルを2から４滴ほど洗面器に入れた熱いお湯たらし、水蒸気を１５から２０分ほど吸引したり、
タオルを浸して頭の上に置くと良いでしょう。
マッサージ： 精油を用いたマッサージは肉体的なストレスの解放に効果的です。しかし、この場合キャリアオイル
で希釈しなければなりません。ほとんどの精油を直接皮膚に塗るとアレルギーや皮膚に炎症を起こしたり、気分が
悪くなったりします。精油そのものの効果とマッサージは相乗効果が期待できます。
一般的にキャリアオイル２０ml（ティースプーン2杯）に精油を１０滴ほど落し、混ぜ合わせます。しかし、この比率は目
安で精油によって異なります。
湿布： 精油による湿布は痛みや炎症に効果があります。 冷湿布は頭痛、発熱、炎症、ヤケド、初期の捻挫にお勧
めできます。 温湿布や熱い湿布は生理痛、耳痛、古い打ち傷、筋肉痛に有効です。ガーゼなどに精油、キャリアオ
イルを入れたお湯に浸して患部に当てます。
精油には幾つかの基本的使用法があります。
お風呂： 精油をお湯に入れて使用する方法は特に、打ちキズ、筋肉痛、疲れ、あるいはストレス
に非常に効果的です。また、日々の緊張感からの解放、やる気を出す、リラックスするなどの目
的にも使えます。好きなオイルを選び3から６滴ほどをお風呂に入れたり、また2種類のオイルを
3滴づつ入れたりしてもよいでしょう。ラベンダーとサンダルウッドを3滴づついれると本当にリ
ラックできます。精油はお湯では溶けませんのでほんの少しのミルクに精油を溶かしてからお風
呂に入れましょう。
精油とは植物の葉、茎、根、花などから抽出された物質で香りや治療に効果のある成分
を含んでいます。古代の人々は香りを持つ植物となんらかの関わりを持ち、香水あるい
は治療薬としてそれらを用いていました。
現在、科学者は再び、我々の社会で多くの治療法の見つかっていない病に対して、何ら
かの治療効果をそれらの植物に求め、研究を続けています。実際明らかになりつつある
ことは精油は我々の身体や精神に有効的に働くという紛れもない事実です。
エッセンシャルとアロマセラピー
メソポタミアの時代に現われたエッセンシャルオイルの秘密の発見と植物の持つミラクルパワーについての旅を始めましょう。
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